秋:かぼちゃの季節
/ Herbst: Kuerbiszeit
秋になると農家の庭先や市場、スーパーにはひまわり,かぼちゃ,キャベツ,観賞用のとうもろこしやその他の秋の味覚がずらりと並びます。かぼちゃはドイツではスープにするか、漬け込みます。かぼちゃの皮ではよくおどけた顔をくりぬいて作り、中に灯りを灯して夜に家の前に飾ります。
かぼちゃのお買物 /Kuerbiseinkauf
かぼちゃ細工はドイツでもこの10年ほどの間にアメリカから入ってきたものですが、ハロウィンは本来アイルランドのカトリックの習慣でした。これはお母さんが子供と一緒に農家からかぼちゃを買っているところです。多くの農家では庭先で小さなお店を開き、野菜,チーズ,ソーセージなど自家製の製品を直売します。
収穫感謝のパン / Brot zum Erntedankfest
このお祭りは10月のはじめの日曜日と決められています。教会で穀物の穂やパン,花,果物で教会の
祭壇をかざってその年の収穫に感謝の礼拝をするのです。
収穫感謝の農作物 / Feldfruechte zu Erntedank
収穫の捧げ物は神様からの恵みに感謝を捧げるために、礼拝の儀式の間に祭壇に運ばれます。多くのキリスト教会では、この礼拝を、世界の飢えに苦しむ人たちと関連づけて行っています。アメリカのサンクスギビングの料理のような特別料理はふつうドイツにはありません。
ある小学校での聖マーティン祭 / St. Martin in einer Grundschule
子供たちは幼稚園や学校で提灯をつくり、11月11日にはみんなで灯りを灯して歌いながら通りを歩きます。マーティンの行列の際には、大人が聖マーティンの扮装をし、馬に乗って参加することもあります。その場合は聖マーティンが子どもたちの前で貧しい乞食に、自分の着ているあたたかなマントを剣で半分に裂いて分けてあげるのです。これは子供たちに思いやりを教えるためです。
聖マーティン祭の歌 / St. Martins-Singen
ドイツの子供たちはハロウィンの日にではなく、11月の聖マーティンの日に手作りの提灯を持って家々をまわります。その際にはハロウィンのように仮装はしません。子供たちは小さなグループに分かれて時には親たちと一緒に各家庭を訪れ、ドアベルを鳴らして歌を歌うお礼としてお菓子や果物をもらいます。