Deutschland im Internet Sonstiges

職人の仕事

大工/Zimmermann

ドイツの大工は木で家の枠組みを作るまでの作業を行います。この職業は今日でも古くからのしきたりを守っており、修行をした多くの大工は3年間の修行の旅に出て経験を積みます。この時滞在先は常に自分のふるさとから50キロ以上はなれた場所でなければなりません。


時計職人/Uhrmacher
かつて時計職人は手作りの高価な時計を部品から作り、組み立てていました。今日ではできあがった部品を組み立てて作るのがほとんどです。いまでは時計職人の仕事は時計の手入れ、修理、計時用品のアドバイスで、副業として装身具を作ります。


帽子職人/Hutmacher
女性も男性もかつてはいつもおしゃれな帽子をかぶって出掛けていました。1960年までドイツでは帽子をかぶらずに外出することはありませんでした。帽子職人は頭のサイズを測り、お客さんの希望を聞いて、思いつくままに様々な帽子を作ったのです。


籠職人/Korbmacher
柳の枝、棕櫚の葉、藁、皮などです。このような素材で見事な籠、椅子、テーブル、ベッドや箪笥まで編み上げます。一方で農業や林業のための工具を作ったりもします。いずれにしても製品は使う前に着色し、ニスをぬるか、特殊な塗料で加工されます。


化粧しっくい細工師/Stuckateur
家の中には外壁や窓、ドア、ランプ掛け、天井などにたくさんのしっくい細工が見られます。今日ではしっくい細工はとても高価なので、新しくつくる家にしっくい細工を施すことはほとんどありません。ですからしっくい細工師の仕事は古いしっくい細工の修理や復元となっています。

楽器職人/Instrumentenbauer
楽器はドイツでは常に大切なものでした。ですから楽器作りも長い伝統があるのは当然のことです。写真はリュート職人ですが、ヴァイオリン、ピアノ、管楽器職人も古い手工業で、今日でもその伝統は続いています。


楽器職人/Boettcher

楽器はドイツでは常に大切なものでした。ですから楽器作りも長い伝統があるのは当然のことです。写真はリュート職人ですが、ヴァイオリン、ピアノ、管楽器職人も古い手工業で、今日でもその伝統は続いています。


肉屋(畜殺業を兼ねる)/Metzger
ドイツでは家畜が飼われてきたので、肉類はじゃがいもにつぐ栄養源でした。したがって畜殺業も長い歴史があります。彼らは家畜からおいしいハムやソーセージを作ります。

その地


装飾ペインティングのアトリエ
写真の女性はクリステル・ハーゼンベック氏で、デュッセルドルフのアトリエで箱にクリスマスのモチーフを描いているところです。アトリエでは、木でできた家具,お皿,おぼんなどに季節にあわせた様々な伝統模様を描き出します。




農家の洋服箪笥/Bauernschrank
初期の頃の装飾を施された家具は、家具職人や僧侶が田舎の人たちのために作りはじめたテーブルでした。ひとつひとつ家具を手作りする作業は工業化の波にのまれて終わってしまいましたが、確かな技術で作られた古い箪笥は今日ではアンティークとして高い価値が認められています。この箪笥はクリステル・ハーゼンベック氏が修復したものです。


製陶業/Toepferei
ドイツにはいまでも日常的に使う食器や壷を作る数多くの製陶業者があります。それぞれに古くから伝わる独自の製法と上薬で色味などに個性があります。写真はアウグスブルクの旧市街にある陶器屋さんです。

陶器/Toepferwaren
ドイツではいまでも上薬で仕上げた陶器が日常的に好んで使われます。これは左と同じくアウグスブルクのお店の商品です。



製本業/Buchbinderei
いまでも製本を専門にして手綴じをしているお店があります。価格はもちろんとても高いのですが、その本は世界にひとつです。これはアウグスブルク旧市街の製本屋さんから。


手綴じの本/In Handarbeit gebundene Buecher
このような手綴じの本やノートを、ここアウグスブルクの製本屋さんで買うことができます。


クリスマスツリーの飾り玉/Bemalung von Christbaumkugeln
これは手描きのクリスマスツリーのための飾り玉です。チューリンゲンでは昔からたくさんのガラスのクリスマス用品がつくられています。一方ザクセン州の鉱山地帯では木の装飾品が多く作られます。ドイツには1年中クリスマスの装飾品を売っているお店がいくつかあって、このように製作実演を見ることもできるところもあります。


手織り布/Handweberei
ドイツには数は多くありませんが、いまでも昔ながらの機織で布を織る職人がいます。手織り布工房では、テーブルクロス、ナフキン、手織り布でできた洋服などを買うことができます。このような工房では時にはワイヤーや細長く切った新聞を使って機織と同じ要領で小物などを作ることもあります。この写真はアウグスブルクの手工業博物館にある機織機です。